ミステリ

 

老舗旅館の三代目、勝呂誉史樹のゆるーい推理。
なんちゃって安楽椅子探偵は、今日も働きます。

男前だけど、腕っ節は弱い。 
母親にも、とことん弱い。

そんな勝呂が、身近で起きた事件を「(名ばかりの)支配人室」で解決していきます。
いつかは支配人室を飛び出す日が来る……のか。

第一話 「はざまの物語」
大学時代の友人、小野から勝呂の元へ電話がかかってきた。
聞けば、勝呂が小野の准教授昇進の祝いに送った祝儀、3万円が紛失したらしい。
どうやら犯人は小野の研究室に属するゼミ生らしいのだが……? 
2009/03/20

第二話 「冬のこい」
またまた小野から電話があり。
長いこと女性と縁が無かった小野に、親しい女性が出来た様子。
しかし、小野は彼女を怒らせてしまったという。
メールにこめられた彼女の真意は、どこに?
2009/03/20

第三話 「安楽椅子探偵の敗北」
新年を迎えた「ほまれ屋」支配人室で、珍しく仕事に励む勝呂。
年賀状の整理に励む彼が見つけたのは、おかしな一通。
”みそひとに命を掛け候”と書かれた賀状の差出人は果たして。
2009/09/04〜2009/09/08

第四話 「吉祥天」
小野の頼みで、彼の同僚という研究者を「ほまれ屋」に宿泊させることになった勝呂。
しかしその男は、勝呂に取って不吉とも言うべきテーマを調べようとしていた。
勝呂家に伝わる「呪いの吉祥天」。死を招くという天女の謎とは。
2009/12/26〜


 
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